プレスリリース

スポーツ業界の震災後の対応を比較! サッカー「適切」が8割超え、野球は約5割、相撲は「評価不能」 ~ 素早い支援表明、チャリティー、対応の一貫性で評価に大差 ~

2011年4月22日

スポーツ業界の震災後の対応を比較!
サッカー「適切」が8割超え、野球は約5割、相撲は「評価不能」
~ 素早い支援表明、チャリティー、対応の一貫性で評価に大差 ~

株式会社モバイルマーケティング・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:江尻尚平、以下モバイルマーケティング・ジャパン)は、モバイルモニター会員を対象に、「スポーツ業界の震災対応」に関する意識調査を実施しました。

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日本を代表するプロスポーツである野球、サッカー、相撲の震災後の対応について、評価とその理由を聞いたところ、もっとも対応を高く評価されたのはサッカーで、82.8%の人が適切な対応であるとしていることが判明しました。

同様にチャリティー試合を行った野球を評価する人は52.5%にとどまり、セリーグの開幕日をめぐる対応がイメージ低下につながったことが伺える結果となりました。一方で、八百長問題を抱えている相撲については、「どちらとも言えない」という回答が62.2%ととなり、震災対応とは別に八百長問題を解決すべきだと考えている人が多いことが明らかとなりました。

モバイルマーケティング・ジャパンでは、強みとする携帯、モバイルを活用したインターネットリサーチを市場でニーズの高いテーマのもと実施し、自主調査結果として情報公開しております。


≪トピックス≫

◆95%以上の人が開催に賛成、自粛派は3%未満
8割以上がサッカーの対応を適切と評価、野球は約5割、相撲は評価不能が多数
相撲は八百長問題の解決を優先する声が8割を超える


■95%以上の人が開催に賛成、自粛派はわずか3%未満
震災後の競技再開については「節電や開催地などに気をつかいながら開催すべきだ」と回答した人が73.9%、「社会を盛り上げるためには開催した方が良い」が21.8%となり、95.8%の人が何らかの形での開催に賛成しました。さまざまなイベントで自粛問題が取り沙汰されていますが、スポーツ開催を自粛すべきという人はわずか2.9%にとどまりました。


■8割以上がサッカーの対応を適切と評価、野球は5割、相撲は評価不能が多数
震災後の対応についてスポーツ業界別に質問を行ったところ、もっとも対応を高く評価されたのはサッカーで、42.0%の人が「非常に適切な対応だ」と回答し、「まあ適切な対応だ」と回答した40.8%を合わせると、8割以上の人が適切であると評価していることが判明しました。高い評価の理由としては、震災直後にチャリティマッチの開催を決定した対応の素早さや被災地を含め日本社会全体に元気を与えたことが挙げられていました。
同様にチャリティマッチを開催した野球は、「非常に適切な対応だ」と回答した人が13.4%、「まあ適切な対応だ」と回答した人が39.1%ととなり、対応を適切と評価する声は52.5%にとどまった。サッカーよりも評価が低かった理由としては、セリーグが独自で開催を急ぎ、対応が二転三転したことがファンの不信感を高めたことなどが挙げられます。
震災前に八百長問題が発覚した相撲については、62.2%の人が「どちらとも言えない」と回答する結果となり、炊き出しや募金などの対応が遅れて認知されておらず、震災対応以前に解決するべき問題があると考える人が多いことが明らかとなりました。

【サッカーの対応に対する主な意見】
・試合をして義援金を募るのは、プロスポーツにできる大きな支援手段であり、迅速にそのような企画を組んだのは素晴らしいことだと思う(40代女性)
・サッカーによって国民全体が盛り上がるし、収益によっても被災地支援ができるから。(20代男性)
・世界各地から選手が集まり真剣さを感じた。(20代男性)

【野球の対応に対する主な意見】
セリーグが開催を急いでいた理由があまり納得できないから。(30代男性)
・消費電力等のことが解決しないまま、開幕をするのは問題だと思っていたので、開幕を遅らせたのは妥当だと思った。(60代女性)
・サッカー界の素早い対応に反して、開幕前のゴタゴタでイメージダウンは否めないと思う。(40代女性)

【相撲の対応に対する主な意見】
本来解決すべき問題があるので、スッキリさせてからでも良かった。(40代女性)
・タイミング的に不祥事問題が解決していない状態なので期待できない。(30代男性)
・どういう対応をしたのか知らない。(30代女性)

■相撲は八百長問題の解決を優先する声が8割を超える
大相撲の場所開催については、
41.6%が「問題が解決するまで開催しないべき」と回答し、次いで「問題がある程度解決してから開催を検討すべき」が24.8%、「問題がある程度解決したら開催して良い」が26.0%という結果となり、「場所を開催して良い」と答えた人は7.1%にとどまりました。


【場所開催についての主な意見】

・ここまで問題が沢山でてきたら、相撲ファンの為にも、ちゃんとしてからがいいと思う。(30代女性)
・問題をある程度解決しないと相撲自体を疑いの目で無意識に見てしまうと思う。どうせやらせ相撲だという目で見てしまっては力士も観客も真剣な態度で取り組めない。(50代男性)
震災云々まで話しが行っていないのが情けない。うちわの不祥事問題でまだもめている。年配の方は相撲好きが多いので被災地に行って相撲を見せて欲しい。(40代女性)

【調査概要】
○ 調査方法: インターネット調査
○ 調査対象: 全国のモバモニ会員(モバイルマーケティング・ジャパンの調査パネル)
○ 調査期間: 2011年4月15~16日
○ 回答サンプル数: 238サンプル
年代: 10代5.5%、20代31.5%、30代30.3%、40代23.9%、50代8%、60代0.8%
性別: 女性68.1%、男性31.9%

【本件についてのお問い合わせ】
株式会社モバイルマーケティング・ジャパン
TEL:03-6802-7901 / FAX:03-6802-7902 / mail:info@mobilemarketing.jp
担当:遠藤、丸山

■株式会社モバイルマーケティング・ジャパンについて
【社名】 株式会社モバイルマーケティング・ジャパン
【所在地】 東京本社:〒108-0073 東京都港区三田4-1-30 慶通ビル4F
【代表者】 代表取締役 江尻 尚平
【設立年月】 2006年8月
【事業内容】 モバイルリサーチ事業
モバイルコンサルティング事業
コンテンツプロデュース事業
【URL】 http://mobilemarketing.jp/