2005年9月アーカイブ

前にも書いたことだが、最近自転車にはまっている。前に乗っていた自転車にガタがきはじめていたこともあり、前から一度乗ってみたいと思っていたロードタイプの自転車をついに購入した。ロードの自転車とは、ドロップハンドルで細いタイヤがついた舗装道路を走るのにはもっとも効率の良い自転車である。購入したのは「Antares 210」という、自転車屋オリジナルの自転車である。かっこよさと付属パーツ(変速機等)の良さで選んだ。前後のタイヤフォークがカーボンでできており、ショック吸収性能がよいところも売りである。13万円と高いのだが、ロードの自転車では最低グレードである(最高グレードになると、50万以上する)。このグレードを選んでおけば、後々グレードアップなどが自由にできるようになる。

購入後、トラブル発生。タイヤが勝手にパンクしていたのだ。しょうがないので、タイヤとチューブを買ってきて、取り替える。ロードの自転車では、自分でタイヤ交換するのが、当たり前のようである。自転車雑誌の付属DVDに交換方法が入っていたので、それを見ながら交換する。やってみると、少し苦労するが、できた。できた!と試乗してみる。しかし、少し乗っていると、ブスッとパンクする音。あー、どうなっているのだ。

しょうがないので、購入した自転車屋に持って行く。どうも、タイヤのホイールの内側にテープが巻いてあるのだが、そのテープが安物らしく穴が空いており、穴が空いているとチューブに穴が空いてしまうそうだ。なんだよ、そんな安物つけるなよと、ムカムカ。タイヤとチューブもあまりいいものが使われていないようで、結局すべて交換。最低グレードのロード自転車を買う際には、タイヤ周りはすべて交換したほうがよいようである。一番、コストが削られているところだからである。タイヤ周りを交換した後、乗ってみると非常に安定し、柔らかい乗り心地になった。影響は大きいようである。

いろいろ問題はあったが、この自転車は気に入っている。自転車には、リアのキャリアをつけた。前回通学にチャレンジした際に、本がたくさん入ったバックパックのおかげで、ぎっくり腰になってしまったからである。ここに鞄をつけるようにする。一週間に何日かは、自転車で通おうと考えている。

真っ白な砂のビーチ。真っ青な空。たくさんのカモメとペリカンが浜辺を歩いている。そんなところが、モートン島である。

夏休みの最終週を使い、オーストラリアへ旅行にいったのだった。オーストラリアは初体験だったのだが、行きたかったのは砂だけでできた島。砂だけでできた世界最大の島で世界遺産であるフレーザー島に行きたかったのだが、情報が無く、3つ目に大きいモートン島を見つけ、ここをメインに行こうとプランを立てた。ブリスベンからフェリーで一時間のところにあるモートン島は、面積のほとんどが国立公園であり、元々捕鯨基地だったところで、沖に行くとザトウクジラがいたり、天然のイルカがいたり、浜辺にはペリカンがいたり、と自然がたっぷりな島である。その島で唯一の宿泊施設であるTangalooma Wild Dolphin Resortに泊まったのだが、豪華ではけっしてないが、のんびりできるリゾートである。滞在している人はほとんどオーストラリア人か欧米人、しかも年齢層が高い。そのため、シーズン的(冬)なものもあるが、非常にのんびりとしたムードである。ゆっくりとした時間の中で、いろいろなアクティビティができるのである。体験したアクティビティは、鯨ツアー、シーカヤック、野生イルカえさやり、4WDバス砂丘ツアー+砂丘砂滑りツアーに参加した。それぞれ、自然を感じることができ、勉強に疲れた心がいやされたように感じた。

3泊、このリゾートに宿泊した。多くの日本人や韓国人が日帰りツアーまたは一泊ツアーで来るのだが、びっちり組まれたアクティビティプランで大忙し。アクティビティも結構ハードであり、汚れたり、くさくなったりと、そしてそのままフェリーでブリスベンに帰るなんて考えられないと思ってしまう。そういった、よくやってしまいそうなプランを避けたくて、ツアーにはしなかったのが、正解であったと思う。

この島を離れた後、パスポート+チケットを忘れたり、私が39度を超える熱を出しながら、運転をするはめになったりと、トラブル満載になってしまったのだが、モートン島に行けたことを思えば、満足度の高い旅行となった。

のんびり何もせず、自然の中でのんびりしたい人や、家族連れには、本当におすすめな島である。