2008年8月アーカイブ

ipod販売数.jpgiPhoneが話題である。そこで、iPhoneがどれぐらい売れているか調べてみた。Appleは毎四半期ごとに全世界での販売台数を発表している。そこで、全体を足してみた。すると、iPhone 2Gは2007年の発売から、1年で612万台販売したことがわかる。先日発売されたiPhone 3Gは全世界で1000万台程度売れるのではないかと報道されているが、そこまで突拍子もない数字ではないことがわかる。

また、iPodの販売台数を見てみると、年間約5000万台販売されている。しかも、クリスマスシーズンの売上が他の4半期に比べると2倍ほどとなっている(Appleの決算期は9月末)。ここから考えると、iPodはクリスマスプレゼントにもっとも合う商品になっていえるとも言える。

iPhoneは、iPod Touchに、携帯通信ユニットを追加したような商品なので、ほぼ同じような部品で作っていることを考えると、製造原価をかなり下げられていることが予想できる。そして、安く作った商品を全世界的に展開する。こう見ると、なかなか日本のメーカーでは出せない商品だなとつくづく考えてしまう。

株式会社MobileMarketing.JPは2008年8月1日で設立2周年を迎えました。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

2年間で何が変わったのか考えてみたい。携帯電話の普及がほぼ100%に市場が達し、端末の市場が成熟化してしまったこと。コンテンツ市場も成熟化してしまった。第3世代の携帯電話が増え、高速通信とともに、パケット料金の定額化が進んだ。携帯販売では割賦制度導入が導入され、買い換えサイクルが短くなるのは確実である。

では、携帯関連の市場は可能性がないのかというと、これからが面白いのではないかと考えている。ほぼ、100%普及したメディアで常に持ち歩いている機器など、携帯電話以外にはあり得ない。もっとも、注目しなければならないのは、携帯電話から入っている世代があがってきていること。様々な調査をしていると、この世代が、私のような30代とは、まったく違う感覚で携帯に接していることに気づかされる。まさに「携帯」と「ケータイ」と表現してもいいかもしれない。

「モバイルとマーケティングで世界を良くする会社」を今後も目指していきたいと気持ちを新たにした2周年でした。