2005年4月アーカイブ

ノートパソコンは自分にとって必需品である。それは、自分にとって考えをまとめる筆記用具であり、外部の情報源であるからだ。いろいろと、考えをまとめる時や勉強するとき、文章を書く際には、カフェやファーストフードの店ですることが多い自分にとっては、ノートパソコンは必需品なのである。また、大学院でも必要な為、ノートパソコンを購入することを決める。

ノートパソコンを選ぶのは難しい。そこで、自分が求めることをまとめる。まず、1にはデザイン、2には軽さ、3にはバッテリーの持ちである。まず、デザインで検討する。ここで、天板デザインがあまり好きになれないパナソニックが落ちる。シャープも中途半端さで落ちる。富士通やNECはデザイン性がばらばらで、いまいち惹かれないことがあり、結局ソニーだけが残ったのである。それにしても、メーカーはもっとデザインに力を入れてほしいものだ(おそらくメーカー自身では力を入れていると思っていると思うが)。いつも持つものだけに、良いデザイン・飽きがこないデザインでないと許せないのである。

次に、軽さという面で、「Vaio Type T」と「Vaio U」が残る。実際にさわってみるとUはかなり小さいものの、処理速度が遅い。加えて、Type Tは最長8時間バッテリーが持つことを勘案すると、Type T(VGN-T71B/L)しか残らないのであった。そこで、どう買うか考える。ヨドバシで買うか、ネットで買うか。ヨドバシの価格とkakaku.comの価格を調べ、ポイントまで入れるとヨドバシでも大して変わらないので、すぐほしかったこともあり、ヨドバシに行って購入。

Type Tを買っておどろいたのは、バッテリーの持ちである。最初から大型バッテリーが付属しているので、一日ずっと動かしていても、大丈夫なくらいである。処理速度もPentium M 1.2GHzで、ストレスは無い。これは生産性が上がりそうである。外で、DVDを見るような使い方も現実にできるのである。

ここまで書いて、自分の行動は、授業で学んだ消費者行動と同じであることに気づいてしまう。

まず、購入の必要性に気づき、購入動機付けがされ、評価項目を設定し、知っているパソコンメーカーブランド(想起集団)から一つのブランドを選択する。評価項目設定には、パソコン知識があるため、調べに調べ、検討する。そして、買い回り行動をし、購入した。

と、説明がついてしてまうのである。うーん、なんだか、パターンにはまっているような。

Type T(VGN-T71B/L)を独断で採点:
性能:★★★
軽さ:★★
バッテリーの持ち:★★★
デザイン:★★

消費者行動分析の使えそう度:★★★

入学式の次の日から伊豆下田に向かう。5泊6日の合宿の為だ。それにしても、入学早々土日も無く、合宿とは・・・。授業といってもクラスディスカッション形式で行われ、教授の説明に学生が自由に発言していく形式で進められる。

おもしろかった授業が、「組織マネージメント」の「コンテントとコンテクスト」である。普段、私たちが会話をする際には、実際に話している内容と話していない背景情報があるそうである。この話している内容をコンテント情報、話していないものをコンテクスト情報というのだが、常に会話は両方の情報が伝わって理解がされるそうである。相手の話している内容と背景を理解しなければ、相手の話していることは理解できないのである。私には、たまに人の話していることが分からなくなる時がある。いつも、自分はバカなのかなと悩んでいたのだが、これは、その人が話している時のコンテクストが何なのかわからなくなった時なのだと、気づく。

これは、会議の際では、もっと重要になるそうである。よく会議で全員が何の会議をしているのかわからなくなり、何の結論もでない会議がある。これは、参加しているそれぞれが何のコンテクストで話しているかわからなくなっているから、起きている。そこで、会議では、何について話すか(何のコンテクストで話すか)を途中で議論するべきだそうである。そして、中身の議論と進め方の議論が交代交代で進められるのが知的生産性の高い会議の進め方であるそうだ。

まとめると、生産性の高い会議は進め方をきっちりと議論の上、決定し、中身の議論をはずすことなく、集中して議論を進めることをであるようである。

役立ち度:★★★

入学式・・・なつかしいひびきである。朝、入学式に向かう。いつもと違う感じが新鮮である。あまり緊張はない。もっと緊張するべきなのかなと冷静な自分。大学に着く。大学院の入学式なのにすごい人数である。全学部で1700人だそうだ。式では、この大学の方針なのか、理事や教授は「君」づけなのである。なんだか、初老の人が君づけとはなんだか新鮮である。新しい環境に行くとまったく新しいことに出会えるのがうれしい。この大学は創立147年だそうである。まあ、江戸時代からあるのだから、当たり前なのだが、すごいことである。ノキアという会社も同じぐらいの歴史があることを考えると、なんだか不思議な感じである。