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会話の中身と背景

入学式の次の日から伊豆下田に向かう。5泊6日の合宿の為だ。それにしても、入学早々土日も無く、合宿とは・・・。授業といってもクラスディスカッション形式で行われ、教授の説明に学生が自由に発言していく形式で進められる。

おもしろかった授業が、「組織マネージメント」の「コンテントとコンテクスト」である。普段、私たちが会話をする際には、実際に話している内容と話していない背景情報があるそうである。この話している内容をコンテント情報、話していないものをコンテクスト情報というのだが、常に会話は両方の情報が伝わって理解がされるそうである。相手の話している内容と背景を理解しなければ、相手の話していることは理解できないのである。私には、たまに人の話していることが分からなくなる時がある。いつも、自分はバカなのかなと悩んでいたのだが、これは、その人が話している時のコンテクストが何なのかわからなくなった時なのだと、気づく。

これは、会議の際では、もっと重要になるそうである。よく会議で全員が何の会議をしているのかわからなくなり、何の結論もでない会議がある。これは、参加しているそれぞれが何のコンテクストで話しているかわからなくなっているから、起きている。そこで、会議では、何について話すか(何のコンテクストで話すか)を途中で議論するべきだそうである。そして、中身の議論と進め方の議論が交代交代で進められるのが知的生産性の高い会議の進め方であるそうだ。

まとめると、生産性の高い会議は進め方をきっちりと議論の上、決定し、中身の議論をはずすことなく、集中して議論を進めることをであるようである。

役立ち度:★★★