2008年5月アーカイブ

最近、家のテレビが調子悪くなり、テレビ放送が映らなくなってしまったのを機会に、テレビ放送を見るのをやめてみた。すると、ことあるごとに、テレビのスイッチを入れてしまって、映らないことに気づくということを、1日何回か繰り返していることに気づいた。朝や家に帰ってきた時、ヒマな時、ついつい押してしまうのだ。テレビが見れないことに、いらついていることにも気づくのだ。恐ろしい、テレビ断ちをすると、禁断症状が出るのか~なんて考えてしまった。

 

マスマーケティングの時代が終わったといわれて、数年経つが、テレビがいまだにマーケティング(プロモーション)の中心にあるのは、テレビをつけるという行為が人々に習慣づいているからに違いないと最近思うようになった。それに比べると、ラジオを流す、新聞を広げるという行為が人々の習慣から外れだし、ラジオや新聞の広告媒体としての効果が下がっているのではないかと思う。特にテレビは禁断症状があるぐらい中毒性がある、人々の習慣から抜けにくいメディアとも言えるのだろう。

 

携帯電話というメディアは人々が常に見るものになった。しかし、メディアとしての携帯は、まだまだ発展途上である。それは、通話やメールは人々の習慣に入り込んだが、携帯でブラウジングするという行為はまだまだ習慣化されていないからだろう。しかし、今後ブラウジングはケータイから入ったという25歳以下の層があがってくる。そのときに、本当のモバエコノミーが立ち上がるのではないかと考えている。

 

モバイルな社長のモバイル最前線

また、モバイルとは関係無いですが、最近、テニスにはまっているのですが、小さい悩みがありました。最近、大活躍中のプロテニスプレーヤー錦織圭の名前の読み方がわからなかったのです。テレビなどでは「ニシホリ・ケイ」と言っているように聞こえるけど、「ニシキオリ」っぽくも読めますし。そこで、またまたネットで調べてみました。読み方は、「ニシコリ・ケイ」なんだそうです。この名前は、古代から歴史のある名前のようで、ニシキオリ・ニシゴリ・ニシコリといった読み方があるそうです。ということで、少しすっきりしたのでした。

[Wikipedia] 錦織圭

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A6%E7%B9%94%E5%9C%AD

[Wikipedia] 錦織

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%93%E3%82%8A

 

モバイルな社長のモバイル最前線

ドラマ「1ポンドの福音」を見ていて、副題が「The One Pound Gospel」となっていたので、ゴスペルって日本語で福音って、言うのかと気になっていました。そこで、Wikipediaで調べてみました。ゴスペルは、キリスト教の福音・福音書のことを示すそうで、もともと古語の英語(god-spell)で、「良い話」のことを意味するそうです。同じ意味をギリシャ語では、なんと、エウアンゲリオン(euangelion)(英語読みでエバンゲリオン)というそうなのです。エバンゲリオンといえば、あのアニメですよね。

ということで、「ゴスペル=エバンゲリオン=グッド・ニュース」ということのようなのです。なんだかイメージがかなり異なる言葉ですが、実は同じ語源なんだと、意外さにおどろきました。2「へー」ぐらいですね(笑)。

 

[Wikipedia] ゴスペル

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB

[Wikipedia] 福音書

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%9B%B8

 

モバイルな社長のモバイル最前線

私が主催している「モバイル・IT研究会」(通称モバ研)という、会がある。この会では、モバイル業界の最前線にいる人たちを集めて、勉強会をしている。2007年の2月に第1回をやってから、もうすでに8回目を数える。会を重ねる事に、モバイル業界でコアな人たちばかりが集まってきて、非常に面白い会になっている。

今回は、モバイルで最近の大ヒットである「顔ちぇき」を運営しているジェイマジック社の部長をされていたヒットメーカーの近藤さんにお話をしていただいた。近藤さんは、いくつものサービスを立ち上げられ、多くのヒットサービスを売却されてきたそうだ。そのヒット率や2割を越えるとのこと。3ヶ月で累損解消というハードルを設定しながらも、すごい打率である。

近藤さんのヒットサービスを作る秘訣は、ユーザーの気持ちになることだそう。わかっていてもなかなかできないことである。

そして、モバ研のウリである全員参加型ディスカッションでは、多くの方々から、ヒットサービスの条件というところで意見が出てきた。「モバイルでは集合知を使うサービスはうまくいっていない」といった気づかされる発言が多く参考になった。個人的には「自己表現」や「自己確認」「リフレクション」という言葉が突き刺さりました。社会的に価値観がばらつき、不安定になっている現代で、どう自己表現する、どう自分をリフレクションし自己確認する、ということが課題になってきているのではないだろうか。他にもヒットサービスの条件はたくさんあるとは思うが、自己表現や自己の再確認をさせてあげるサービスが求められているのかもしれない。こういった答えのない議論をする会がモバ研であると考えている。

 

モバイルな社長のモバイル最前線

三菱電機が携帯電話市場から撤退すると発表しました。ここ数年、新規加入数の低下、第3世代化での部品の高価格化と納入価格の引き下げ、ソフトウェアの開発コストが爆発的に増えるなど、国内携帯メーカーには逆風が吹いていました。ただ、三菱とソニーエリクソンの撤退は、これら要因に加えて、販売制度の変化によって国内携帯市場が冷え込むことを予測してのことだと考えています。

もともと、国内メーカーの携帯電話は高機能、オプション(ワンセグ・Felicaなど)なんでもつき、ソフトなんでも入り、という、普通に考えても高コストの商品を、携帯キャリアがわりと高値で買い上げ、販売補助金をつけて、0円~数万円で販売するというモデルでした。このため、国内携帯メーカーはキャリアの言われるがままの商品を作っていれば儲かるというモデルでした。このモデルはおかしいだろうということで、モバイルビジネス研究会などの業界として健全化していこうということを取り決め、割賦販売(分割払い制度)などへの販売モデルの変更が進みました。

0円ケータイに慣れてきた一般消費者には、わかりにくい制度なのですが、カンタンに言うとユーザー自身の携帯電話の本当の価格(3万円~6万円程度)はユーザー自身の負債(割賦など)にしましょうということですね。実質払う金額は変わらないとはいえ、一定期間(たとえば2年)は機種変更がしづらくなります。現在、携帯電話の買い換えサイクルは約2年なので、約2年でほとんどの携帯が新しくなっていたのです。しかし、割賦制度で購入した人は買い換えサイクルが長くなるので、全体の買い換えサイクルは長くなると考えられます。

ドコモ905iシリーズの販売数は伸びていると言われているものの、今後の携帯電話出荷台数が伸び悩んでいくことは容易に予測できます。そこで、三菱およびソニーエリクソンが携帯市場撤退するという決定をしたのだと考えています。

国内携帯メーカーは、海外からほとんど撤退し、国内ビジネスも厳しくなるという状況なのです。この流れが進むと、国内携帯メーカーにぶら下がるコンポーネンツメーカー・ソフトベンダーなども苦しくなっていくと予想できます。国内のビジネスを健全化して盛り上げようとして取られた施策が結局国内企業を追い込んでしまうという事態が起きているのです。いままでのモデルがよかったとは言いませんが、今までの状況に甘えていた企業は一転苦しむことになる訳です。今後、この流れが続くと、国内メーカーでは絞り込みが進むと、新規機能による新コンテンツビジネス(昨今の着せ替えコンテンツなど)が導入されにくくなることが予想せざるを得ないです。

 

モバイルな社長のモバイル最前線

最近、このブログを書くようになったこともあり、文章の書き方を勉強しないとなということで、文章の教室に通うことにした。宣伝会議が開催している「文章表現力講座」という講座。講師は大学で教えている方とのことで、最初は、定義や書き方の基本からやっている。最初は、原稿用紙の埋め方であった。10回5ヶ月にわたり、各週土曜日に講座があるので、はたして文章力が本当に改善していくか、このブログでぜひ見てみて欲しい(もうこの文章でもグタグダです・・・(笑))。


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