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モバ研第8回開催しました

私が主催している「モバイル・IT研究会」(通称モバ研)という、会がある。この会では、モバイル業界の最前線にいる人たちを集めて、勉強会をしている。2007年の2月に第1回をやってから、もうすでに8回目を数える。会を重ねる事に、モバイル業界でコアな人たちばかりが集まってきて、非常に面白い会になっている。

今回は、モバイルで最近の大ヒットである「顔ちぇき」を運営しているジェイマジック社の部長をされていたヒットメーカーの近藤さんにお話をしていただいた。近藤さんは、いくつものサービスを立ち上げられ、多くのヒットサービスを売却されてきたそうだ。そのヒット率や2割を越えるとのこと。3ヶ月で累損解消というハードルを設定しながらも、すごい打率である。

近藤さんのヒットサービスを作る秘訣は、ユーザーの気持ちになることだそう。わかっていてもなかなかできないことである。

そして、モバ研のウリである全員参加型ディスカッションでは、多くの方々から、ヒットサービスの条件というところで意見が出てきた。「モバイルでは集合知を使うサービスはうまくいっていない」といった気づかされる発言が多く参考になった。個人的には「自己表現」や「自己確認」「リフレクション」という言葉が突き刺さりました。社会的に価値観がばらつき、不安定になっている現代で、どう自己表現する、どう自分をリフレクションし自己確認する、ということが課題になってきているのではないだろうか。他にもヒットサービスの条件はたくさんあるとは思うが、自己表現や自己の再確認をさせてあげるサービスが求められているのかもしれない。こういった答えのない議論をする会がモバ研であると考えている。

 

モバイルな社長のモバイル最前線