最近のブログ記事

モバ研第9回「iPhone」開催しました

「モバイル・IT研究会」(通称モバ研)は、モバイル業界の最前線にいる人たちを集めて、勉強する会を主催している。今回は、発表されたばかりのiPhoneについてディスカッションを行った。

iPhoneについて知らない人のために説明すると、Appleが米国で発売し、大人気商品となった携帯電話である。カンタンに言うと、iPodに携帯電話機能をつけたものである。iPhoneはいろんな意味で革新的な商品であった。先日、発表されたiPhone 3Gは、iPhoneをベースに、第3世代携帯電話(WCDMA)を搭載し、高速通信も可能にしたもので、日本に住む我々にとって重要なのが、日本でも使えるということである。

このiPhone 3Gは日本の携帯業界にとって、大きな影響があるのではないかと多くの人が考えている。そこで、今回のモバ研では、iPhoneを取り上げた。インターフェースの専門家である三菱総研・児玉さんにインターフェースの視点からの話をしてもらい、全員でiPhone 3Gはどういう影響があるのか議論を行った。今回は、キャリアの方も多く参加されていたので、かなり熱のこもった議論となった。現在の垂直統合されたキャリア中心型モデルから、水平分業モデルに転換、または違う形の垂直統合に進むのではないかという議論があった。また、iPhone 3Gは50万台~200万台ぐらいの限定されたセグメントに対して売れるのではないかというのが多い意見であった。限定されたセグメントだけに、広告媒体として有効でなのではないかなど、非常に白熱した議論が行われた。

 iPhoneだけではないが、携帯業界に変革が進んでいることを感じさせられる会であった。

 モバ研の次回は、7月16日(水)に予定している。

 

モバイルな社長のモバイル最前線