最近のブログ記事

ヨドバシカメラ秋葉原店に行く

私は、新しくできた話題のスポットには必ず行くようにしている。それは、行って自分で体験し、感じてみないとわからないからである。最近、ヨドバシカメラ秋葉原店開店が話題になっている。そこで、午前中授業がなかった日に行ってみた。

つくばエクスプレスの開通に合わせてオープンしたようなのだが、駅前はものすごくきれいになっている。駅の東側にそびえたっていたのが、ヨドバシカメラである。その大きさと形は、まるで有楽町のマリオンのよう。中に入ってみると、衝撃的な広さである。ケータイコーナーだけでも、普通の店、一店舗分ぐらいの広さなのだ。大型のエスカレーターを上がっていくと、おどろくような大きさのフロアが広がっている。今回USBケーブルを探したかったのだが、あまりに広すぎる上、取りそろえが良すぎて、わけがわからない。

アップルコーナーには、もちろん大きなipodコーナーがある。気になっていた新商品ipod nanoを見る。実際さわるとものすごく小さい。音楽が数十時間分入るのはもちろんのこと、写真を本体の液晶で見ることができるなどと、パワーアップしているようである。私はipodを持っていないのだが、なぜ世界中であれだけ売れるのかが、さわってみてわかった気がした。アメリカ人のコンセプト力とデザイン力、そして台湾(私の予想、そうでなければ、あれだけのものを作るのは難しい)の技術力が融合して、すばらしい商品を作っている。半年に一回ぐらい、ユーザーニーズを取り込んだ新商品を開発できるのも、効率的な開発体制がととのっているのだろう。

だいぶ、話が逸れてしまったが、ヨドバシカメラをそんなことを考えながら、回ってみたのだが、気づいたことは、この店のコンセプトは「百貨店」モデルということ。言ってみれば、新宿高島屋がまるごとヨドバシカメラになったような作りなのである。最上階には、レストラン街もあり、いわゆるファウンテン効果(客をとにかく上に上げて、各フロアに落としていく手法)をねらっていることは明白である。家電量販店に、百貨店モデルを組み合わせた新しいモデルなのである。このヨドバシカメラの新しいモデルがうまくいくのか、楽しみである。

また、秋葉原という街自体も変化を感じさせる。駅前は大規模開発が進み、巨大なビルが建ち並ぶ。駅周辺のきれいな町並みに、マニアックな裏通りが混在する面白い街になっていくのではないかと感じさせられた。実際、ヨドバシカメラの半分ぐらいの客は家族連れだそうである。街の構造が変化し、集まる人も変わっていく。また、集積産業も変化していく。そんなことを考えさせられたのだった。