最近のブログ記事

NTTドコモのパケット代売上は年間1.4兆円、携帯サービスでは4.2兆円、モバイルコンテンツ市場は全体は4233億円の事実

ドコモ収益.jpg最近調べて改めておどろいたことがある。NTTドコモの2008年3月期決算を見てみると、売上高にあたる営業収益が年間4.7兆円もあるのである。その中で、無線通信関係が4.2兆円、パケット代だけでも1.4兆円であった。新規加入数の報道などではドコモ劣勢がよく言われているが、これだけの収益基盤を持っていれば、数万人少なくなろうが、あまり関係無いことがわかる。実際、2007年3月期と2008年3月期を比べても、売上が約1500億円減っているものの、純利益は増えているのである。

これに比べてMCFが発表している「モバイルコンテンツ関連市場について市場規模調査」によると、2007年に販売されたモバイルコンテンツは4233億円である。これが多いか少ないかは人によるところではあるが、ドコモの売上から見ると、小さいものに見えてしまうのは確かである。

これは、プラットフォームビジネスの強さだなとつくづく思う。モバイルコンテンツを販売している企業は数千社ある。それらを足し合わせても、ドコモのパケット代収入の約30%の市場規模しかないのである。

現在、モバイルコンテンツ販売する企業を支援する仕事を多く行っているが、もっと市場規模を大きくする手伝いをしていきたいと思っている。