2006年7月アーカイブ

8月第一週に中小企業診断士の試験を受ける予定である。実は、昨年度も受けており、再挑戦となる。中小企業診断士とは、中小企業に向けて、コンサルティングを行うことができるようになる国家資格である。しかし、その試験のハードルは非常に高く、科目はなんと7科目。しかも、科目は以下のようになっている。

A.経済学・経済政策
B.財務・会計
C.企業経営理論
D.オペレーションマネジメント
E.経営法務
F.経営情報システム
G.中小企業経営・中小企業政策

経済学では、IS-LM分析などのマクロ経済学を中心としたものが出題、財務では仕訳からNPV計算まで、企業経営理論ではマーケティング理論から経営戦略まで、オペレーションマネジメントでは工程管理から加工方法まで、経営情報システムではネットからSQLまで、そして、中小企業経営では中小企業省発行の中小企業白書をほとんど暗記しなければいけない、とそれぞれ非常に専門知識が要求されるのである。

MBAで勉強するものとある程度かぶっているのだが、それでも非常に難しい試験である。今年からは、科目がひとつ減ったのと、科目合格制度ができ、次の年に繰り越せるようになったので、多少は楽になったかもしれない。絶対に欲しい資格であるので、がんばろうと思う。

先日、ボルダリングというスポーツにチャレンジをした。ボルダリングとは、簡単に言うとフリークライミングである。大きな室内で、手や足が引っかかるような小さな取っ手がついた壁を登っていくスポーツである。ずっと、前からクライミングをやってみたかったところ、ノキア時代の同期がやっていて、連れて行ってくれるというので、チャレンジしてみた。

やってみると、簡単なコースで3メートルほどの壁は簡単に上がれるのだが、少し難しくなると結構難しい。2、3回登ると、腕がパンパンになってしまう。普段、握力や手首の筋肉はあまり使っていないことが実感される。そして、手にまったく力が入らなくなってしまった。うーん、なさけない。少しすると、何かを筋肉が乗り越えたのか、復活し、少し登れるようになり、楽しいなーと思うようになった。

一年ほど続けている同期によると、鍛えることが難しいインナーマッスルが鍛えられるそうである。とりあえず、鍛えて、また行こうと思う、チャレンジであった。

大学も先週で、一学期もほぼ終わり、少し余裕が出てきた。修士課程の二年目には、修士論文がある。その修士論文をある程度一学期中にまとめなければいけない。私は、興味のあったマーケティングそして、コンシューマービヘイビア(消費者行動)という分野を専攻することにした。そして、人々はインターネットやケータイをどのように、利用しているのかという研究をすることにした。

さて、話は変わるが、自分の住んでいる目黒線西小山駅が、今日から地下化された。今まで地上を走っていた目黒線の線路をすべて地下に埋め、さらに駅も地下に埋めてしまう工事である。ずっと、ここ数年、工事は、ずっと進んでいて、いったいいつできるのだろうかと思っていたら、いきなり、地下に駅と線路ができていたのである。

いつも、電車に乗ると思うことがある。それは、鉄道を企画している人はすごいなと思う。何も無かったところに、年間数百億円をかけて、新しい路線や、新しい駅などを十年以上もかけて作っていくのである。なかなか人間、十年単位でどうするというのは、想像が付きにくい。携帯電話の企画の部署にいたときは、4年後を読むのも、大変なことであった。それを、数十年単位で考えて、作り上げていくということは想像がつかないなとつくづく思ってしまう。